東大テニス

東大生が実践している、身体能力に劣るプレーヤーでも勝てる方法を解説します

スマッシュを打つ素質

スマッシュを打つのに一番必要なのは肩と手首の筋肉で、逆に言うとそれさえあればスキルはあまり必要ありません。つまり、筋トレもせずにスマッシュの練習だけをしていても、あまり上達は望めないと言うことです。もちろん、球出し練習でも多少筋力はつきますし、フットワークの強化や最低限のスキルが必要なこともあるので、無意味ではありませんが。

 

身長が高ければスマッシュに有利と言うのも過大に評価されていて、例えばネット際でのリーチや、スピンロブに対する守備範囲においては高身長が有利となりますが、十分に高いロブをサービスラインあたりから打つなどのケースにおいては、身長よりも筋力のほうが重要です。高身長だが非力なプレーヤーはスマッシュが苦手なケースが多く、逆に低身長でも上半身に力のあるプレーヤーは、スマッシュも安定していることが多いです。

 

部活でいうと、バレー部出身のプレーヤーはフットワークやコースの打ち分けがうまいケースが多い印象を受けます。バドミントン部は大振りになってしまう人が多く、当たれば速いもののミスが多くなりがちです。軟式テニス部は、バックボレーで厚いグリップに慣れているからか、厚めのグリップでコンパクトなスマッシュを打つ人が多く、ミスが少なくなります。