東大テニス

東大生が実践している、身体能力に劣るプレーヤーでも勝てる方法を解説します

フォアハンドストロークの両手打ち

テニスサークルでは、男性が女性にテニスのアドバイスをする際に、相手にとって有効なアドバイスではなく、自分のスキルに基づいたアドバイスをしてしまうことがよくあります。筋力のない女性にフォアハンドストロークを片手打ちで教えてしまうこともその一つです。

男性には気づきづらいことですが、筋力のない女性の場合、片手フォアハンドではラケットの面が安定しないことがあります。特に厚いグリップのとき不安定になるので、安定させるために薄めのグリップになる症状が特徴的です。厚めに持つようにアドバイスしても、面が安定しないし手首も疲れるのでなかなかうまくいきません。イメージしにくい場合は、左手で片手打ちフォアハンドをやってみるといいでしょう。最初は右手と同じように打とうとしますが、すぐに手首が疲れてグリップを薄めに変えてしまうはずです。

このようなケースでは、フォアハンドも両手打ちにしてしまうのが効果的です。両手で持てば面が格段に安定するので、筋力がないうちからテニスを楽しむことができます。

問題は、それを教える側の男性に、両手打ちフォアハンドの経験がないことです。ですが、それを理由に片手打ちを教えていては進歩がありません。フォアとバックで手を入れ替えること、片手の時より打点がうしろになることに気を付けつつ、アドバイスしていきましょう。