東大テニス

東大生が実践している、身体能力に劣るプレーヤーでも勝てる方法を解説します

テニスにおける時間稼ぎ

ルール上、テニスには時間稼ぎの概念はありませんが、実際の試合になると非常に重要な概念になります。

 

何度も説明してきているとおり、アマでは守る側が圧倒的に有利です。シングルスにおいて、ベースライン後方から打って万全の体制の相手から一発でウィナーを奪うことはまず不可能でしょう。なので、攻めてポイントを取ろうと思ったら、相手が体勢を立て直す時間を奪い、ネットに近いポジションから打ち込んでいかなければなりません。

 

逆に、守る側からすると、時間を稼ぐことで自分の体勢を立て直し、相手の組み立てを寸断してしまえば、やられる可能性は低くなります。そのとき必要になるのが、ボールの遅さと高さと深さです。遅くて山なりのボールを深く返して時間を稼ぐことができれば、フットワークが悪くても持久戦に持ち込めます。

 

アマのレベルであれば、守ってばかりいても勝てるのがテニスです。時間はかかりますし、あまり見た目も良くないですが、勝てば官軍の状況では有効な戦略になります。