東大テニス

東大生が実践している、身体能力に劣るプレーヤーでも勝てる方法を解説します

ボレーに筋力は必要ないというウソ

筋力ではなく、フットワークが重要なんだ。これは半分本当ですが半分はウソです。サーブ&ボレーを得意とする鈴木貴男選手のレッスンに行ったことがあるのですが、ボレーに筋力は必要ないと説明する彼の腕はムキムキでした笑

 

確かに、筋力があっても速いボレーは打てませんが、最低限の筋力がないとボレーは打てません。力のあるストロークをボレーしようと思ったら、力負けしないだけの筋力がないと、ラケットの面がはじかれてしまって安定しません。これは、テニスボールより重い、野球ボールをボレーすることを想像すればわかりやすいでしょう。いくら力の入る打点で打てたとしても限界があります。

 

さらに、ボレーはストロークに比べて時間の余裕がないため、からだ全体を使ったり、ベストの打点で打つことが難しいので、筋力でボールを抑え込むことが非常に重要になるのです。

 

では筋力が足りない場合はどうすればいいのか?簡単な対策は、グリップを厚く握ることと、ラケットを振ることです。特に女性に多いこの症状ですが、筋力の不足をカバーしようとした結果ですので、そこだけ直そうとしても直りません。手首の筋力をつけること、それがこの症状を治す、唯一の方法なのです。