東大テニス

東大生が実践している、身体能力に劣るプレーヤーでも勝てる方法を解説します

弱小チームで団体戦に勝つという目的

初の記事です。緊張しますね。

私は東大出身で、テニスサークルに所属していました。

東大のテニスサークルには、東大オープンなどの個人戦もありますが、団体戦なども盛んで、これはサークル全体を巻き込んだ一大イベントです。種目も学年も規模も違いますが、テニスサークルの甲子園と言ってもいいでしょう。これに勝ちたい。

 

団体戦は勝ち抜き戦ではないので、強いペアがひとつあれば勝てると言ったものではありません。層の厚さが重要なのですが、東大のテニスサークルは、大学からテニスを始める人が多く、身体能力もそれほど高くない、理由はお察し。つまり、運動音痴な素人を、すばやく戦力に育てなければ、団体戦を勝ち抜けないのです。

 

そのために東大では、男子ダブルスにおいて「ロブロブ」という作戦が多く使われます。簡単に説明すると、攻撃を放棄して守備に特化し、相手の疲労とミスを待つ作戦です。スピードボールの打ち合いによる身体能力と技術のぶつかり合いを避け、スタミナと精神力が勝負を分ける泥仕合へと引きずり込むのです。

 

この作戦は、見ていてもおもしろくないし、後述しますがプロでは通用しません。低いレベルでこそ生きる作戦です。そういう作戦は本や雑誌にも載りづらく、ネットにも情報が少ないですが、特定の状況では非常に有効です。

 

このブログでは、身体能力や経験値に劣るプレーヤーが勝つ方法や、プロとサークルテニスの違いなどを中心に考察していきたいと思います。